クイーンS 関係者コメント

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馬名関係者コメント
マジックキャッスル国枝師国枝師は「勝った馬(グランアレグリア)が強かったからね」と振り返る。最内枠から好スタートを切るも、外枠の馬に押し込められたことでスムーズさを欠くシーン。0秒7差をつけられたが、十分に酌量の余地はあるだろう。その後は放牧に出され、帰厩後は今月7日から時計を出し始めた。1週前追い切り(美浦坂路)では51秒3の好時計を刻んでいる。「輸送をしても馬体重は前走と同じくらいになりそうかな。順調に来ているよ」と指揮官。体調面に不安はないようだ。
本質的には広いコースで力を発揮するタイプに思えるが、福島で新馬勝ちしているように、小回りもさほど問題にはならない。「コーナー4つの千八は大丈夫だよ。競馬に行って乗りやすい馬でもあるしね。逆に千八の方が、流れに乗れて競馬もしやすくなるんじゃないかな」と師は分析。ここで弾みをつけ、さらなる大舞台へ駒を進める。
マジックキャッスル鈴木助手「動きは良かったし、調子はいいです」と評価する。この中間は美浦で十分に乗り込んでから函館入り。ここまでしっかり仕上げてきた。「フレッシュ感はありますし、今回は特に落ち着きがある。ヴィクトリアM(3着)の時よりも馬が大人になっています」と伸び盛りの4歳馬に納得の表情だ。鍵は初めての函館コースだろう。京都内回りの秋華賞で2着の実績はあるものの、これまで広いコースで活躍してきただけに、小回りの舞台は気になるところだ。しかし、同助手は「函館に入ってから、コースで器用に走れていますから」と涼しい顔。調教では芝よりもコーナーがタイトなWでスムーズな走りを披露しており、不安材料とは捉えていない。「これまで戦ってきた相手を考えると、負けられないですね」。
イカット近藤助手「相手は強くなるけれど、小回りの芝1800メートルはこの馬の最適条件。まだ底を見せていないし楽しみです」
洋芝の1800メートルというベストの舞台で3勝。どの勝ち方も中団からしぶとく抜け出してきた内容だった。「スムーズな競馬だとかえって駄目なんです。馬群の中でストレスをかけた方がいいんですよ」と同助手。やや気難しい面はあるが、もまれて馬が怒ると気持ちのスイッチが入って一瞬の切れ脚が引き出されるタイプだという。
「これまではレースごとに騎手が代わっていましたから。前走で特徴を分かってくれたジョッキーが乗ってくれるのは心強いですね」と歓迎する。
シゲルピンクダイヤ野元助手「先週栗東でやってきているし、落ち着いていて順調。動きも息も悪くない。できているよ」と仕上がりの良さに手応えをつかんでいた。
「勝負どころでモサモサするから小回りがどう出るか。本当にそこだけ」と、初の函館コースさえクリアできれば、勝機はあるとみている。“最強の1勝馬”が2勝目と初タイトルを頂く。
シゲルピンクダイヤ上浜助手「小回りがどうかですが、後ろから行かないといけない馬じゃないし、最近はゲートも大丈夫なので」
ドナアトラエンテ国枝師「順調だよ。もともといいものを感じていたけど、力強くなってきた。いい競馬をしてほしい」と期待十分な口ぶり。
ドナアトラエンテ川田騎手「この馬が今後、お母さんになったときに重賞のタイトルを獲っていることは大事になります。繁殖としての価値も上がりますからね。そのためにもタイトルが獲れれば」
ドナアトラエンテ鈴木助手今回からチークピーシーズを着用。その効果もあってか、迫力のある走りを披露した。これまで高い能力を秘めながらも勝ち切れないレースが続いていた。その要因の一つに我の強さがある。年を重ねて改善されつつあるものの、今回は万全の対策を施すため、チークピーシーズを着用することになった。同助手は「レースでの集中力をより高めるため」と説明。装着して行った追い切りの動きからも、効果は十分に見込めそうだ。「どこかで花を咲かせたいですよね」
ウインマイティー五十嵐助手「近走は難しい面を出していたので、しっかり休ませてリセットしました。息遣いや動きは休み明けを感じさせませんね」
「牧場でしっかりと乗り込んでくれていましたし、馬はできています。先週の追い切りも反応が良かったし、すごくリフレッシュしたなという感じです」
「周りの馬を気にする面はもともとありましたが、それがきつくなっていた」と陣営は敗因を分析し、完全オフで精神面をリセットする方針を決定。復帰の時期を決めず、馬の状態に合わせて焦ることなくじっくりと立て直しを図ってきた。その努力は実ったようで、帰厩後は本来の雰囲気を取り戻したと同助手はみている。
「攻め馬や運動場の様子を見る限り、以前のように敏感になっていませんし、周りの馬が気にならなくなりました。長い休養でリセットされてくれて、それが競馬でいい方に出ればいいですね」「ミルコもずっと乗りたいと言っていましたし、いいイメージを持ってくれています。忘れな草賞も力の要る(稍重)馬場で勝っていますし、洋芝もきっと合うと思います。真面目に走れば、結果はついてくると思います」
「本当に気持ちの問題だけだね。秋華賞では3コーナー過ぎに内外からぶつけられた。そこから周りの馬を気にするようになって、運動でも周りに反応して尻尾を振ったりしていた」「牧場でよく乗ってくれて入厩当初から仕上がっていました。僕らは維持するだけ。オークスを10としたら、9はあります。体の張りもいいし、馬は本当にいい。最終的にはメンタル。そこだけです」
シャムロックヒル佐々木調教師「いつも通りの動き。洋芝は合っていてどんな競馬もできると思う。24日に函館に向けて出発して、当週はさらりとやるよ」
シャムロックヒル稲葉助手今回は5キロの斤量増が鍵となるが、北海道の洋芝は昨夏に札幌で2勝。「前走がすごくいい状態だったので、維持している感じです。去年の今頃と比べて、精神面が大人しくなりましたね」「先週末に輸送してきたが、変わりなく状態はいいですね。前走は直線で止まるかと思ったのに最後まで頑張ってくれた。前走から5キロ増える55キロがどうかですが、自分のリズムで走れればと思います」
フェアリーポルカ菊本助手3走ぶりに芝に戻る。菊本助手は「輸送の影響もなく、変わりなく調教ができています。軽い走りをするので、芝の方がいいかなと思います」と前向きに話した。「輸送があったが、馬はイライラしたところもないですし、状態は変わりないですね。昨年も走っている(札幌で6着)ので洋芝も悪くないと思います」
クラヴァシュドール福永助手復調ムードが漂う。福永助手は「最近はズブさが出ているので1800~2000メートルくらいでもいいかもしれません」と語る
クラヴァシュドール藤岡佑騎手「少しゆっくりめに入って、しまいを伸ばしました。2走前(福島牝馬S)取消の前に調教で乗ったときより体全体を使えていますね」と、藤岡佑騎手は手応えをつかんでいた。
テルツェット和田郎師「函館に来た当初は警戒するようなところがあったが、それも解消して状態は良さそうです。前走(ヴィクトリアマイル14着)は後方からになって出番がなかった。力んでいる感じもないので、この距離をこなせればと思います」

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