七夕賞
No. | 馬名 | 関係者 | コメント |
1 | マウントゴールド | 池江 調教師 | 4カ月半ぶりだった都大路Sで2番手から抜け出して快勝。池江師は「早め早めなら割としぶといからね。状態もすごく良かった」と振り返る。「上積みとまではいかないが、維持しながらやっているよ」と出来落ちはない様子。梅雨の時季だけに、「道悪はあんまり良くない。これが一番の課題だね」と当日の馬場を気にしていた。 「先週しっかりやっていますから単走でサラッと。いい状態で来ています。小回りは問題ないでしょう。いい馬場でやりたいですね」と良馬場を願い、激走に期待を込めた。 |
1 | マウントゴールド | 兼武助手 | 「前走はスタートを決めて、うまく自分の競馬ができた。体調はさらに上向いている。小回りも合うので、ここも楽しみ」 |
2 | ロザムール | 上原 調教師 | 「前走の福島牝馬ステークスは、それまでの重賞戦線の疲れと、福島競馬場でのレースを予定していましたが急遽新潟にコースが変更となって、その時点で厳しいレースになるのかなと思っていましたが、やはり予想通りの結果になりました。 前走については、あまり深く考えずに次に向かえば良いかなと思っています。やはり先行する馬で、ある程度のスピードで行くので、長い新潟の直線は厳しかったと思います。 前走後は疲労もありましたので、放牧でリフレッシュしてもらって、この七夕賞を目標に、疲労も取れて良い状態で戻ってきてくれました。 今朝の最終追い切りは、先週もビシッとやっているので、今週は負荷を掛けるために、ウッドチップコースの大外を回って、終いもしっかりと12秒台の脚で上がってきていますので、予定通りの調教ができたと思っています。調教後の雰囲気も、前走の時より元気で、良い頃の状態に戻ってきているかなという感じです。 福島のコース適性については、やっぱり直線が短いという事で、上手く自分のペースで先行できれば、押し切れるチャンスがあるコースかなと思っています。展開的には同型馬、また男馬相手のレースになるので、そのあたりの展開は鍵になってくると思います。53キロのハンデについては、ハンデは軽い方が良いので、上手くハンデ差を活かしてレースをしてくれれば良いなと思います。 2000メートルの距離は問題ないと思いますので、あとはいかに自分のペースで、気持ち良くレースを運んでいけるかが鍵になると思います。 この馬のセールスポイントは、自分のペースで先行できれば、後ろから馬が来ると、また、もうひと伸びするという牝馬としては非常に勝ち気な性格なので、それが上手くレースに活きてくれれば、良い結果に繋がるのではないかなと思っています。 重賞を惜しいところで取れていない馬なので、この馬自体、重賞を取ってもおかしくない能力はありますので、ここで重賞を取れれば良いなと思っています」 |
2 | ロザムール | 飯田助手 | 「前走後のダメージはないし、戻ってきてからも馬にしなやかさがあって状態はいいよ」と不安を一掃。「変な癖はないし、並んでからしぶといからミルコとも手が合うと思う。ただ以前は鉄砲玉のようにスタートが速くて労せずハナに行けたけど、今は渋い先行馬になっているから、そのあたりはしっかり伝えておくので大丈夫」と心強い答え。 |
3 | ワンダープチュック | 河内調教師 | 「前走、2走前は位置を取りにいってもムキにならず運べていたし、折り合い面で進境がうかがえる。2000メートルもこなせそう」 |
4 | トーラスジェミニ | 小桧山調教師 | 「前走は見せ場をつくってくれた。気性面で成長しているので、調教量を増やせることができている。チャンスはあると思う」福島芝は〈0003〉だが、指揮官は意に介していない。「東京芝の1800メートルのイメージを描いている。ジョッキーがうまく乗ってくれるでしょう」「何の心配もなくここまで来られた。今開催の福島は芝丈が長くて、思ったより時計がかかっているのがこの馬にはいいと思う」 |
4 | トーラスジェミニ | 高野舜調教助手 | 「前走の安田記念(5着)は、牧場から帰厩した状態でかなり状態も良く、普段は坂路でしか追い切りができなかったのですが、ウッドチップで追い切りができたのも、この馬の成長かなと思います。それが結果に繋がったと思います。 前走は、内の馬に行かれて逃げられませんでしたが、ジョッキー(戸崎圭太)が上手く2番手で控えてくれて、それでも『全く問題なく競馬ができた』とジョッキーも言ってくれました。2番手の位置でも競馬ができるようになったのかなという感じです。 安田記念からここまでは、ずっと厩舎で調整してきました。多少疲れは出ましたが、全く問題ありませんでした。レースに向けて調教を積んで、今回も力は出せると思います。 先週の追い切りは、終い時計を出したいと考えていたので、少し強めにやりました。良い時計も出ましたし、問題なくクリアかなと思います。今週の追い切りは、全体時計はあまり速くしないで、前に目標だけ置いて、最後はその馬を目掛けて終い伸ばせればと思っていたので、それも予定通りクリアできたと思います。 福島コースについては、小回りだし問題もないと思います。距離の2000メートルも、ずっと使ったことがありますし、実績もあるので問題ないと思います。 この馬のセールスポイントは、先行して最後までの粘り強さがこの馬の強みだと思っています。去年から今年の初めぐらいまでは、とにかく逃げないと・・・。というのがありましたが、前走で2番手でも競馬ができたのは、この馬の成長分かなと思います。 前走、GIで強いメンバー相手に良い競馬ができたので、また状態も今、この馬の中でかなり良い時だと思っているので、何とか結果を出して頑張って欲しいと思います」 |
5 | ブラックマジック | 斎藤助手 | 「自在性があるので、ハナに行かなくても競馬はできる。距離はこれくらいの方が競馬がしやすいのかも」 |
6 | ショウナンバルディ | 松下調教師 | 「前走はスローでもうまく折り合っていたし、よく頑張った。短期放牧明けだが、デキは安定。雨はマイナスなので良馬場でやりたい」 |
7 | カウディーリョ | 堀調教師 | 「放牧で心身のバランスが取れ、反応、息遣いともにいい。力を出し切れる仕上がり」 |
8 | アールスター | 杉山調教師 | 「追うごとに状態は上がっている。前走は厳しい展開になったが、小回りに実績のある馬。うまくかみ合えば」 |
8 | アールスター | 長岡騎手 | 「(小倉記念後は)ハンデが増えたこともあって、結果を出せていませんでした。ただ、徐々に慣れてきて、差のない競馬ができるようになっています。状態もいいので今回はチャンスがあると思っています」と気合満点だ。「小倉と形態が似ているので、合っているんじゃないでしょうか」と前向きに捉えている。20年は新潟記念を勝てば、サマー2000シリーズ王者に手が届くところだったが、14着に終わりタイトルを逃した。「今年は獲れるよう頑張りたい。また勝ちたいですね」ときっぱり。 |
9 | クレッシェンドラヴ | 内田博 騎手 | 「福島の馬場は適性があるからね。いつもモタモタするけど、昨年はスッと動いてくれたのが良かった。もともと力もある馬だから」 「1週前だから動きは少し重いと思っていたけどね。長いところから行って、ゴールを過ぎてから1コーナーまで行ったので、これでどれだけ変わるか」。下馬した時点では半信半疑だったようだが、5F64秒1-12秒7と知ると、「乗った感じより時計が速い。67秒を切ったぐらいと思っていたけど…。感覚よりも時計が速いというのは、動きがしっかりしていたということ」と納得の笑み ジャパンC13着、有馬記念8着、大阪杯11着と、近走はG1で大敗続きだが、「馬は頑張っていたと思う。以前と比べて大人になって口向きが良くなったし元気がいいのは何より」と不安視していない。 |
9 | クレッシェンドラヴ | 林調教師 | 「1週前に内田騎手に乗ってもらって、いい動きをしてくれた。今週は上がり重点でと思っていましたけど、きょうもいい走りでしたね」と納得の表情だ。前走の大阪杯から3カ月の休養明けになるが、この中間は思った通りに調整が進められており、「言うことなしですね」とトレーナーは体調面に太鼓判を押した。 (気性面の成長)以前は馬の少ない遅い時間帯に馬場入りしていたが、今は混雑していても平気になった。指揮官は「レースぶりに幅が出ているのも、精神面の成長が大きいと思います」と、ステップアップを続ける7歳馬に感心する。「(ハンデの)58キロは想定内。この条件は合うと思っているので」ときっぱり。トップハンデを背負っても、福島では主役を譲る気はない。 |
9 | クレッシェンドラヴ | 篠崎尚樹調教助手 | 「11着に終わった前走の大阪杯については、急な雨で、内田騎手も引き上げてきて、『特殊な馬場だった』と話していました。そういう部分で力を発揮できなかったのかなと思います。位置取りも良かったですし問題ありませんでしたが、後半苦しくなった部分もあったようです。 この中間の調整は、いつものように3週間前に入厩してきて、良い状態で帰ってきて、順調に乗り込んできました。1週前に内田騎手に乗ってもらって、良い動きだと言ってもらいました。今朝の最終追い切りは、5ハロン68秒で終い伸ばす感じ。やや時計が速くなりましたが、動きも良かったですし落ち着きもあって、良いと思います。 福島は得意なコースで、距離も合っていると思います。トップハンデの58キロは、昨年よりも1キロ重くて、そういう部分でどうかなという心配はありますが、この馬のことを一番わかっている内田騎手が乗ってくれるので、特に心配はありません。 クレッシェンドラヴは、7歳になってもまだまだ元気ですし、心身ともに充実しているので、良い競馬をしてくれると思っています。連覇の期待が懸かりますが、七夕賞の連覇を果たしたいと思っています。応援宜しくお願いします」 |
10 | クラージュゲリエ | 兼武 助手 | 「動きを見る限り、まだモサッとしていてズブさを感じるので、思い切ってブリンカーなどの馬具を着けるか、いろいろと考えています。前走は休み明けだった分、体にも余裕がありましたね。小回りコース自体は問題ないと思っています」 |
10 | クラージュゲリエ | 兼武助手 | 「前走は数字が示す通り、太めが残っていたし、スローの瞬発力勝負も合わなかった。中間はしっかり乗り込んでいる。ブリンカー着用の効果にも期待」 |
11 | スカーフェイス | 竹之下助手 | 「前走の競馬からも、右回りの方がいいですね。格上挑戦になるが52キロを生かしていい競馬ができないか」 |
12 | ツーエムアロンソ | 古川助手 | 「気配は悪くないし、ハンデ戦で53キロになるから前進を期待。2走前は不良馬場で頑張ったが、跳びが大きく、本来は良馬場向き」 |
13 | プレシャスブルー | 相沢調教師 | 「雨で時計の掛かる馬場は歓迎。差し脚が決まる展開になれば…」 |
14 | ワーケア | 手塚調教師 | 「七夕賞(11日=福島芝2000メートル)のワーケアもひそかに期待しているんだよ。ある程度は後ろから行く馬だから枠は気にしていないけど、立ち回り上手な田辺が乗るのは頼もしいよね。休み明けとはいえ、昨年のダービー(8着)のころと比べれば、はるかに気持ちは前向きになっているし、今の福島の馬場は絶対に合うはずだから」と手塚調教師は一発を狙っている。ちなみに「田辺自身が追い切りを志願してきたんだよ。これは珍しい(笑い)。まあ、動きはいつもいつも地味な馬。あまり褒めてはくれないだろうけど、それは心配していない。実戦で走ってくれればいいんだから」 「(骨膜の除去手術で)休み明けにしては動きはまずまず。体重はプラス10キロぐらいで出走できそう」 |
14 | ワーケア | 田辺騎手 | 「稽古はあまり動かないと聞いていたが、行儀はいいし、乗り難しい感じはしなかった」 |
15 | トラストケンシン | 高橋調教師 | 「追い切りは余裕ある動きだったし、走るフォームも良くなった。この相手でも、流れ次第では…」 |
16 | ヴァンケドミンゴ | 藤岡 調教師 | 「(前走は)急遽新潟に替わってコースがどうかと思っていました。左回りがどうか、というのもあり、特殊な馬場状態でしたし、追い込みも利いてなかったですね。(コースが)合わなかった、というところです。 前走後に疲れをとるために放牧へ出させてもらって、1か月前くらいに戻して順調に来ています。(1週前は)身体に余裕があったので、併せ馬でビシッとやりました。動きも結構良かったと思います。 先週に併せ馬でビシッとやったので、今週は上がり重点で、(身体が)重ければやってくれ、という指示を出しました。上がり重点、馬なりで良い調教だったと思います。今回は体調も良く、暑い時期ですが調整もしやすかったです。予定通り来たと思います。 (福島の)コース自体が合うんでしょうが、脚質的にうまくハマってくれてるかなと思います。ある程度後ろからの競馬になると思うので、時計が速すぎると辛いかなと思っています。枠順は特に気にしていません。時計がかかる感じで、前半が速くなってくれればハマると思います。 (酒井学騎手は)この馬に関しては良い競馬をしてくれているので、馬の癖をよく分かってくれていると思います。期待しています。 福島の重賞で惜しい競馬が続いていますが、何とか勝って福島巧者というところを見せたいと思います。ぜひ応援してください。よろしくお願いいたします」 |
16 | ヴァンケドミンゴ | – | (中間を終えて)「良かったですよ。反応もいいし、しっかりと走ってくれました。先週の段階では、もう1本足りない感じだったので、きょうはきっちりできました」と鞍上は好感触。 「迫力があったし、全体時計も十分。いい動きができた」「今度は福島が得意な馬が他にもいるからな。まあ、それでも合っているのは間違いない。状態も非常にいいから」と藤岡師 |
16 | ヴァンケドミンゴ | 影山助手 | 「調教でもしっかりと動いて、いい仕上がり。道悪も苦にしないし、何より福島は得意。今年の3走とは違う走りを見せられると思う」 |
プロキオンS
No. | 馬名 | 関係者 | コメント |
1 | メイショウワザシ | 南井調教師 | 「前走の東京2100メートルは距離が長かったし、今回の方がいい」 |
2 | アヴァンティスト | 渡辺調教師 | 「1700メートルの距離がどうかですが、短いよりはいい」 |
3 | メイショウカズサ | 安達調教師 | 「ゲートも速くないので、もまれない極端な競馬がいいのかな」 |
4 | マリオマッハー | 安達調教師 | 「ハミをジェーンビットに替えている。効果がどれくらいあるか」 |
5 | ブラックムーン | 辻野調教師 | 「初ダートでどれだけ走れるか。9歳とは思えないくらい若々しい」 |
7 | ナムラカメタロー | 安川 厩務員 | メンバー中唯一の関東馬。「小回りコースは得意。もともと函館で良績を挙げてきたし、佐賀記念も勝っていますからね。それに左回りは良くない。(右回りの)小倉というのも出走の決め手になったと思う」 3カ月ぶりの実戦に、「正直、使いつつ良くなるタイプ。100%とはいかないが」と前置きしつつも、「これからの1週間で上がってくれたら」と栗東での滞在効果に期待を寄せていた。谷原厩舎の解散に伴い、19年3月に新規開業した稲垣厩舎へ。担当した当初は「暴れ回っていた」と苦笑するが、今は「だいぶ落ち着いてきた」と精神面の成長を感じている。 「走る気はあるけど、嫌なことは嫌という性格で。うまくかみ合えばもっとやれていい馬なんです。小牧さんで新しい味が出れば」と期待する。 |
7 | ナムラカメタロー | 小牧騎手 | 「バテない感じで、スタミナがありそう。2番手くらいの競馬ができるかなと思う」 |
8 | ワイドファラオ | 辻野 調教師 | 「(前走は)逃げられたら逃げても良いな、と思っていたんですが、速い馬がいたので3番手からの競馬になりました。それでも最後まで走り切ってくれましたし、58キロという斤量を背負いながらも内容は悪くなかったかなと思います。 (前走で初めて装着したブリンカーは)調教の段階から効果があるな、と感じていました。競馬でも最後まで走り切ってくれていましたし、効果があったのかなと思います。 結果が出ていない時は毛ヅヤも良くなく、身体の張りも足りないと感じていましたが、フェブラリーSの後に放牧へ出してからは、みるみる身体の張りも良くなって、良い意味でうるさくなってきました。これならかしわ記念も走れるのではないかと思いましたし、期待通りに復活してきているのではないかと思います。 先週水曜日にCウッドで追い切りを入れていましたし、週末も坂路で時計を出していました。今週はサッと調整程度でしたが、動き自体は良かったと思います。輸送を考慮して負荷をかけすぎないように、という考えでやったんですが、楽に時計が出ていて、体調が良いのかなと思います。短期放牧へ出したんですが、牧場でも体調維持に努めてくれて、心身とも良い状態でレースに向かえると思います。1400メートルだと周りに速い馬がいて逃げられなかったりするんですが、1700メートルの方がレースの組み立てはしやすいと思います。前走で逃げなくてもレースはできるところを見せてくれたので心配はしていません。 去年のかしわ記念は1600メートルで強い競馬をしてくれましたし、そこから100メートル延びるだけで、小回りコースでもありますから距離に関しては心配していないです。(作戦は)逃げられれば、という感じですね。行きたい馬がいれば控えても良いと思います。(厩舎の重賞初制覇を)あまりこちらが意識しても、馬にプレッシャーを与えてしまうだけなので、あくまで自然体で、結果がついてくれれば言うことないです。馬がしっかりとパフォーマンスを出せるように調整していくだけです。態勢は整っているので頑張ってほしいと思います。去年のかしわ記念から勝ち星が遠ざかっていますが、何とかここで復活して勝ち星を積み上げてもらいたいと思います。応援よろしくお願いします」 |
8 | ワイドファラオ | 福永騎手 | 「以前ほどの行き脚もないし、千八だと少し甘くなっていたので、千七はちょうどいいかも。復調してきているしね」と好勝負を意識 |
9 | ウェスタールンド | 佐々木 調教師 | 前走の東京大賞典(3着)は、勝ち馬に0秒1差まで詰め寄る好内容だった。「残り150メートルで(前と)同じ脚になったけど、いつものまくる脚は衰えていないね」と振り返る 小倉のダートは1戦1勝。昇級初戦だった18年薩摩S(3勝クラス)を完勝している。「浦和で3着だったし、札幌も2着。小倉も勝っているから問題ない。器用に走る」。トレーナーは小回りの実績を並べて胸を張る。 今回は6カ月半ぶりの実戦だが、休養明けを苦にしないタイプ。師が「1年6カ月ぶりで勝った時(18年津軽海峡特別)に、これは重賞を勝つと思ったよ。久々でも気にならない」と話すように、ポン駆け実績は十分。この中間もしっかり乗り込んでおり、「動ける態勢になった。プラス8キロぐらいで出られるかな。力はあるから、七分ほどまで持っていけば何とかなる」と信頼を寄せた。 |
9 | ウェスタールンド | 佐々木 調教師 | 「プロキオンSがいつも通り1400メートルだったら? それは無理っていうか、そもそも使わないよ。テンからついていけないだろうから。でも小回りの1700メートルなら仕掛けのタイミングさえ間違わなければ大丈夫だろうし、そのあたりはジョッキーもよく分かってくれている。実際、小倉でも勝っているからね」 「(6か月半ぶりの)今回はかなり体重を増やしての帰厩だった。1週前の時点でプラス10キロ…いや、まだもう少しあるかな。今週の追い切りと輸送でどのくらいまで仕上がってくるかがカギになるだろうね」 |
9 | ウェスタールンド | 佐々木 調教師 | 「今までの中では絞れたかな、という感じです。(今日の追い切りは)良い動きでした。水曜、日曜はいつも(坂路で)2本やっています。追うごとに素軽くなっていると思います。よくここまで仕上がったかなと思いますね。 (前走は)スローでしたからね。捲りの脚は衰えていないと思います。 オープンなのでレースが決まっていて、それに合わせるのが長持ちの秘訣かなと思います。久々は全く苦にしないタイプで、自分の力は出せると思います。器用なので、小回りも気にしていません。浦和コースの時は気にしていたんですが、上手く回っていたので問題ないと思います。状態がだいぶ戻ってきて、良い時の7、8割まで行ったのでチャンスかなと思います。もう少し日数が欲しかった気がしますが、これはこれで良いと思います。 この馬のパターンは後ろからいって、捲り切れるか捲り切れないか、なので、”鐘(ジャン)が鳴ってから”頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」 |
10 | サンライズホープ | 羽月 調教師 | 「能力は始めから感じていたものの、気性が粗削りすぎて力を発揮できずにいましたが、ようやく形になってきたと思います。(前々走の)準オープンの時に勝つには勝ったんですが、これではオープンはダメだと思い、前走でブリンカーを初めて着けました。こちらの思った以上に効果が出て、別馬のようでした。 以前に比べ、レースや追い切りの後に傷まなくなってきました。筋肉痛が昔ほどひどくなく、気性的に成長して大人になってきました。(体質的に)変わってきています。 今回は放牧へ出さず、ずっと栗東におります。先週の木曜に最終追いのつもりでしっかりやって、今週は単走で軽く流す感じの追い切りにしました。やる気も十分ですし、時計的にも良いと思います。(輸送を考慮してか、の質問に)もちろんそうです。 身体も大きく、ストライドで走る馬なので、必ずしもベストの馬場ではないと思っていますが、先行力があるのでどれくらいカバーできるかな、と思っています。 サンライズホープにとって飛躍のきっかけに出来たら良いと思っています。応援よろしくお願いします」 「ストライドが大きく、舞台はベストではないですが、先行力があるのでカバーしてくれれば。チャンスだと思います」 |
11 | ペプチドバンブー | 日比野助手 | ダート初挑戦となった2018年2回小倉ダート1700メートル未勝利戦の快勝シーン。まるで田んぼのような泥んこ馬場=前有利の競馬を後方から鮮やかに突き抜けた内容はダート&小回り適性の高さを十分に感じさせるものだった。当時の強烈なインパクトを日比野助手に伝えると「そうなんですよ。この馬は大型だけど、ストライドが大きいというよりピッチで走るタイプ。だから小倉のようなコース形態が合っているんだと思います」と手応え十分な感触が返ってきた。実際、小回りダート1700メートルは<2200>とここまでパーフェクト連対。ネックはいずれも下級条件時代に積み上げた戦績になることだが…。「以前はトモが緩くて、ダクを踏んでもガタガタするようなところがあったんです。前走(天保山S6着)に向けて放牧から帰ってきたころから、ようやくそれがなくなってきました。ひと叩きした今回はさらにトモが入るようになっていますよ」と日比野助手は力強いコメント。トモの甘さを抱えた状況でも強い競馬をしてきた得意舞台。そこによりパワーアップした状態で出走となれば、重賞でも一発の期待が十分にかけられるだろう。「厩舎にはエアコンなどの設備も整っているので夏バテの心配はありません。カイ食いも上々で、上積みを持って臨めそうです」 |
11 | ペプチドバンブー | 富田騎手 | 「前走を使って状態は上がっています。この舞台で勝っているし、距離延長はプラス」 |
12 | ダノンスプレンダー | 安田隆調教師 | 「距離は問題ありませんが、器用さがないので小回りコースへの対応がどうか」 |
13 | タイサイ | 伊藤助手 | 「順調ですし、前走よりもいい。ひと叩きした効果でどこまでやれるか」 |
14 | タイガーインディ | 熊沢騎手 | 「前走はオープンの千四でペースに対応し切れなかった。マイペースで行けるこのくらいの距離の方がいい。乗るからにはチャンスがあると思って乗る」と反撃へ力が入る。現在53歳。JRAの騎手では柴田善に次ぐ年長者だ。「同年代がいなくなってさみしいけどね」と思うこともある。ただ、競馬への情熱が変わることはない。調教で精力的に汗を流し、「ケアってほど大したことはしていないけど、体力が落ちないようにはしている。それには馬に乗るのが一番」と心技体の維持にも余念がない。前回の平地重賞制覇は11年武蔵野Sで、今回と同じく大橋厩舎が管理したナムラタイタンだ。大橋師は、自らが助手時代の担当馬コスモドリームで88年オークスを制した“盟友”に、「30年以上の付き合いになるけど、本当に誠実な男。ガッツもある。でないと、あの年まで障害に乗り続けられないよ。若い子も見習ってほしい」と全幅の信頼を寄せる。手綱を託された鞍上も、「前走よりも良くなったと聞いているし、コースはどこでも関係ない。自分の形を貫くしかない」と先行策で活路を見いだす構えだ。衰え知らずの“いぶし銀”が、夏の小倉で大仕事をやってのける。 |
15 | スマートダンディー | 石橋調教師 | 「距離は未知数。何とかもってほしい」 |
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